小児科専門医を目指す方へ - 目次

小児科専門医を目指す方へ

研修プログラム

研修施設

研修連携病院

山形県立中央病院

当院はこれまで小児科の中に一般小児グループと新生児グループがあり、それぞれで活動しておりました。しかし種々の都合(主に事務的な事)で2024年4月から小児科と新生児内科に分かれ、仕事を行っていくこととなりました。しかし実際の業務内容はこれまでと何ら変わらず、小児科がNICU当直のお手伝いをしたり、乳幼児健診も今まで通り分担して行っています。

2024年4月時点で小児科は小児科専門医4名、専門研修医2名。新生児科は小児科専門医かつ周産期専門医(新生児)2名、小児科専門医3名、専門研修医1名です。当院初期研修修了者がそのまま専門研修医として残る事が多いですが、東北大学及び山形大学から1-2年の期間で専門研修に来られる方も多いです。

小児科の1年間の入院件数は900-1100件。気道感染症や消化管感染症などの急性期疾患が多いですが、ここ数年は食物アレルギーの負荷試験に力を入れており、年間100件前後に及びます。

新生児内科は山形県唯一の周産母子医療センターの一翼を担っています。山形県でも分娩数は減っていますが、多胎妊娠は県内全域から当院へ紹介されています。出生体重1500g未満の極低出生体重児は2023年度に23例入院しました。24時間体制のNICUを維持するため、日当直医が365日・24時間院内に待機しています。

当院での専門研修特徴の一つは、上記のごとく小児科・新生児内科どちらも研修できることです。過去には新生児グループ1年、一般小児グループ2年と合計3年間在籍した医師もいました。希望に応じて柔軟に対応できます。また敷地内には広い研修医宿舎があり、空きがあれば入居可能です。外来も週に1-2枠受け持つことができ、入院医療とは異なる患者さん(起立性調節障害や肥満、てんかんなど)の治療も経験できます。もちろん指導医のバックアップがあります。学会発表は山形地方会や宮城地方会、症例次第では全国学会での発表も可能です。研究費が支給されるので、学会の年会費や参加費、学術書の購入費用は充分賄えます。

当院は初期研修医や専門研修医が多く、やる気のある人が多い病院です。研修期間中は忙しくとも沢山経験を積んだ方が、その後の長い医師人生に確実に役立ちます。当院での研修を希望される方はご一報ください。

山形県立中央病院

住所

山形県山形市大字青柳1800番地

電話番号

023-685-2626(代表)

担当者

若林 崇
近岡 秀二