小児科専門医を目指す方へ - 目次

小児科専門医を目指す方へ

研修プログラム

研修施設

研修連携病院

いわき市医療センター

いわき市医療センターは福島県浜通り地方、および茨城県北部を診療圏としています。その中でも小児科の入院施設を有する病院は、当センターのみです。

小児科の紹介

  • 病床数病院全体の病床数は700床、うち、小児病棟は29床、NICU 6床、GCU 12床になります。
  • 年間入院数は延べで3181名
    外来件数は延べで18278名
    主な疾患は肺炎などの呼吸器疾患、胃腸炎などの消化器疾患、痙攣などの神経疾患、尿路感染症、川崎病など、多岐にわたります。
  • スタッフ数、得意分野
    常勤医師 4名、うち小児科指導医2名
    アレルギー、腎泌尿器、循環器が専門です。
    非常勤医師 5名 内分泌、循環器、膠原病、神経、腎臓の専門医です。
  • 地域における役割、科の特色
    いわき市の小児科の入院施設が当センターだけなので、入院治療が必要な、すべての患者さんが集まってきます。小児救急も当センターだけなので、当センターはいわき地区、および周辺地区の小児医療のかなめとなっています。したがって、多岐にわたる疾患を扱う必要があります。

専門研修の紹介

専門研修医が行える診療業務

小児科で扱う疾患はすべて、検査から治療にかけて業務を行っていただいています。腰椎穿刺や骨髄穿刺などの検査はもちろん、挿管、人工呼吸管理、腸重積の整復など、専攻医に必要な検査、処置の多くを経験できる機会があります。
入院患者さんの診療は、スタッフ全員が一つのグループで診療を行なっていますので、指導医から学びながら日常診療を行っていきます。
また、当センターは一般小児科とNICUのグループが分かれているために、専攻医は日常的に未熟児・新生児の診療はありませんが、希望があれば処置、検査などの診療は可能です。

専門研修の指導体制(診療の指導体制やカンファレンスなど)

日常診療では、常に指導医のバックアップ体制のもとで専攻医は診療していただいています。患者カンファレンスは毎朝行っており、その日の診療計画をディスカッッションして、患者診療にあたっています。

学会発表や論文作成など

小児科学会地方会などに積極的に発表していただいています。また、当センターには査読のある医報である「いわき市医療センター医報」があり、後期研修の必要事項である「論文掲載」についても、当センター執筆可能であり、過去の専攻医の先生も、当センターで論文指導を受け、投稿、掲載されています。

初期研修医・小児科専門研修医へのメッセージ

初期研修医については、当センターは毎年フルマッチで12名の初期研修医の先生が採用されています。1年目、2年目合わせて、24名の初期研修医の先生が研修されており、初期研修のプログラムにそって研修が行われています。病院全体の医師数は138名です。もちろん、今年度からの「働き方改革」に準じたルールで仕事をしていただいています。
また、当センターは、成育医療センターの連携施設となっており、小児科専攻医の地域医療研修として、専攻医2年目の先生が、地域医療研修として、3ヶ月交代で当センターに研修に来ています。プログラムイン宮城で当センターに専攻医として研修に来ていただいている先生は、成育医療センター2年目の先生と、情報交換をしながら有意義な診療を行っていただいています。
日常診療は忙しいですが、今後の診療の支えとなるものを学ぶ良い期間となるよう、私たち指導医は努力していきたいと考えています。

いわき市医療センター

住所

福島県いわき市内郷御厩町久世原16

電話番号

0246-26-3151(代表)

担当者

鈴木 保志朗