当小児科は、一般小児医療、各種専門医療、小児救急医療および臨床研修医教育の4つの柱を中心に、地域の基幹病院としての役割を果たしています。
小児科の紹介
- 病床数(小児病棟として)36床、NICU・GCU9床
-
年間入院数、外来件数、主な疾患(令和5年度実績)
- ・入院患者数 10,126人/年
- ・外来患者数 17,500人/年
- ・救命救急センター受入数 15,561人/年(うち小児4,519人)
-
主な疾患
- ・各種感染症(呼吸器感染、消化器系感染、尿路感染症、敗血症、骨髄炎、髄膜炎など)
- ・神経疾患(熱性痙攣[単純型、複雑型]、急性脳症、脳炎、頭部外傷など)
- ・内分泌疾患(糖尿病性ケトアシドーシス、バセドウ病、思春期早発症など)
- ・腎疾患(ネフローゼ症候群、急性腎炎など)
- ・川崎病、IgA血管炎、気管支喘息、クループ、アナフィラキシー、腸重積症
-
スタッフ7名、専攻医5名
- 得意分野 神経疾患、内分泌疾患、循環器疾患、消化器疾患
-
地域における役割、科の特色
- 仙台圏のみならず、宮城県南、県北、時には福島県浜通りからも小児救急患者を受け入れており、痙攣性疾患はじめ小児の様々な急性期疾患の診療を行なっています。また地域のクリニックからの紹介患者も積極的に受け入れ、入院診療を行なっています。
専門研修の紹介
専門研修医が行える診療業務
- 入院患者の検査、処置、治療全般。
- 救急患者の初期対応。
- 新生児の診療(妊娠34週以降早産低出生体重児など)
- 乳児健診(1か月)、シナジス接種
- 10月から「レジデント外来」として一般外来担当
専門研修の指導体制(診療の指導体制やカンファレンスなど)
入院患者主治医は2チーム制とし、スタッフ、専攻医、初期研修医がチームで診療にあたるが、そのうち一人が「主」主治医として診療方針決定や患者への説明に積極的に責任を持ってあたる。スタッフはその指導を行う。
毎朝:前日入院患者カンファレンス
毎週水曜:入院患者カンファレンス
隔週金曜:放射線カンファレンス(放射線科医と画像検査の検討)
抄読会:週1回
小児科レクチャー:週1回、スタッフを講師として各種講義
学会発表や論文作成など
日本小児科学会、同宮城地方会をはじめ、小児救急医学会など専門学会での発表も専攻医に積極的に行なってもらっている。
専攻医には、年1つは論文投稿するよう促している。
初期研修医・小児科専門研修医へのメッセージ
血液・悪性疾患を除く、殆ど全ての小児の疾患を経験することができるのが当科の強みです。救急が忙しいと思われているかも知れませんが、着実に小児科医としての力をつけることができると確信しています。
仙台市立病院
住所
宮城県仙台市太白区あすと長町一丁目1番1号
電話番号
022-308-7111(代表)
担当者
藤原 幾磨