小児科専門医を目指す方へ - 目次

小児科専門医を目指す方へ

研修プログラム

プログラム修了後のキャリアプラン

消化器

グループの魅力

宮城県内の重症もしくは慢性小児消化器疾患患者の大多数が宮城県立こども病院に集中しており、日本小児栄養消化器肝臓学会認定医をはじめとしたスタッフが対応しています。県外からも難治例が同院に紹介されるなど、東北地方における小児消化器診療の拠点として認知されており,全国的にみても消化器疾患症例数の多い施設です。

専門研修の概要

  1. 小児の発育、栄養および消化器・肝臓病に関する深い専門的知識と高度の診療技術を習得することを目指す。
  2. 「日本小児栄養消化器肝臓学会認定医カリキュラム」(同学会ホームページ参照)に基づき、 同学会認定医申請の資格を得ることを目標とする。
  3. 宮城県立こども病院消化器科で2〜3年間の研修を行う。
  4. 上下部消化管内視鏡検査、消化管造影検査、腹部超音波検査、肝生検、中心静脈栄養といった小児消化器診療の基本的手技を習得する。
  5. 重症・難治性消化器疾患(炎症性腸疾患、消化管出血、急性肝炎・肝不全、慢性肝疾患など)や、高度な検査・治療手技(ダブルバルーン小腸内視鏡、カプセル小腸内視鏡、大腸ポリープ切除術、消化管異物摘出術、血液浄化療法など)を経験する。
  6. 小児外科疾患の診断および手術、術後の検査や内科的管理を経験する。
  7. 栄養サポートチーム(NST)の一員として、病的小児の栄養管理を学ぶ。

研究内容や診療における取り組みなど

  1. 小児炎症性腸疾患に関する基礎的・臨床的研究
  2. 多くの多機関共同研究、臨床試験、厚労省研究班・AMED研究班、診療ガイドライン・治療指針作成への参加
  3. 学会・研究会における積極的な発表および論文執筆

主な学会

  • 日本小児栄養消化器肝臓学会
    学術集会(年1回)、卒後教育セミナー(年2回)
    関連学術団体:日本小児IBD研究会、日本小児肝臓研究会、日本胆道閉鎖症研究会、日本小児内視鏡研究会など
  • 日本消化器病学会
  • 日本肝臓学会
  • 日本炎症性腸疾患学会
  • APPSPGHAN(Asian Pan-Pacific Society of Pediatric Gastroenterology, Hepatology and Nutrition)

サブスペシャリティの専門医、認定医

  • 日本小児栄養消化器肝臓学会認定医
  • 日本炎症性腸疾患学会専門医