この大学院講座は、わが国最大の小児医療・研究施設である、国立成育医療研究センターとの連携大学院講 座で、平成 26 年度に開校しました。 小児周産期医療に関する基礎研究や臨床研究を目指す大学院生に入学していただき、その研究目的に応じて、 東北大学小児科ないし成育医療研究センターにて研究を実施し、東北大学大学院医学系研究科の学位取得を 目指します 。 これまで、東北大学あるいは成育医療研究センターの多くの大学院生がこの連携大学院で小児医学研究を行 い、優れた研究成果を挙げて、医学博士を取得しています。 東北大学には、優れた基礎医学講座、日本最大の出生コホート研究を実施している東北メディカル・メガバ ンク機構があります。 また、成育医療研究センターには我が国最大の小児医療の研究所があり、理想的な基礎研究環境が整ってお り、センター病院における臨床研究の機会も提供されています。 この理想的な小児医学の研究環境で、トップクラスの指導者のもと、将来の小児医療を変える研究を行って みませんか? 梅澤 明弘 客員教授 要 匡 客員教授 森 雅樹 客員教授 深見 真紀 客員教授 東北大学大学院医学系研究科連携講座 次世代小児医療講座 宮城県立こども病院との連携大学院講座である先進成育医学講座は、胎児 期から小児期、思春期を経て成人期に至るヒトの成長・発達とその異常に 着目し、胎児疾患・小児疾患の病態を明らかにし、その治療法の開発・評 価を行う。宮城県立こども病院では、27 科の診療科が存在し、内科系・外 科系・総合系など多数の症例の診療経験とその診療録を有する。これらの 蓄積を臨床研究や病態解析研究に活かし、胎児・小児医学・思春期医学の 研究を推進する。宮城県立こども病院には、多様な胎児・小児医療分野に 精通した専門医が多数在籍している。各大学院生が研究指導を希望する専 門医を決定し、連携講座客員教授として研究指導にあたる。成育医学研究、 特に臨床研究に興味をもつ大学院生の入学を歓迎します。 <論文> Sato A, et al. Nelarabine, intensive L-asparaginase, and protracted intrathecal therapy for newly diagnosed T-cell acute lymphoblastic leukaemia in children and young adults (ALL-T11): a nationwide, multicenter, phase 2 trial including randomisation in the very high-risk group. Lancet Haematol. 10(6):e419–e432, 2023 東北大学大学院医学系研究科連携講座 先進成育医学講座 呉 繁夫 客員教授 44 45
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