日本小児科学会専門医、日本小児循環器学会専門医、胎児心エコー認証医 など 研修責任者 植松 貢 研修責任者 大田 千晴、矢尾板 久雄 神経 循環器 グループのアピールポイント ・幅広い小児神経疾患を楽しく勉強できます ・子育て中の方など、希望に配慮した勤務ができます 研究内容や診療における取り組みなど 研究内容や診療における取り組みなど 稀少疾患が多く、個々の症例をしっかり勉強・考察することで積極的に症例報告を行うことができます。 小児循環器疾患に関する基礎的研究として、先天性心疾患における遺伝子解析を行っており、近年では東北メディカル・メガバンク機構 や他大学病院と共同で、日本人総動脈幹症患者の原因の25%を占める主要な原因遺伝子変異の同定に寄与しました。また、環境省が主導 するエコチル調査のデータ解析を行い、小児の血圧や心拍数の基準作成、小児期からの生活習慣病による心血管疾患予防などに関する研 究にも取り組んでいます。 サブスペシャリティの専門医、認定医 ・小児神経専門医(日本小児神経学会) ・てんかん専門医(日本てんかん学会) サブスペシャリティの専門医、認定医 特定分野研修の概要 ① 高レベルなてんかん診療 ビデオ脳波モニタリングを年間 50 件以上行っていて、東日本全体から小児難てんかん症例が集まります。 発作と脳波を同時に勉強することで、てんかんに関する深い理解を得ることができます。 ②発達障害の研修 発達支援外来の陪席や診療、カンファレンスなどを通して、具体的な診断や対応の仕方を勉強できます。 ③神経筋疾患全般 特に原因不明の症例は遺伝子解析を積極的に行います。 ④ 急性脳症などの急性疾患 ICU で神経集中治療を勉強できます 特定分野研修の概要 循環器研修は、主に、東北大学病院と宮城県立こども病院の2施設をローテートします。東北各地から症例が集まるため、非常に多種多 様な心疾患患者を経験することができます。これらの施設は小児循環器学会の修練施設に認定されており、日本小児循環器専門医になる ステップを踏むことができます。先天性心疾患は出生した赤ちゃんの約1%にみられるとてもメジャーな先天異常です。私たちの研修プ ログラムでは、心室中隔欠損症や心房中隔欠損症といった基礎的な心奇形から、完全大血管転位症、左心低形成症候群、内臓錯位症候群 などの複雑な心奇形まで、ほとんど全ての先天性心疾患を体験できます。その他にも、不整脈や川崎病性冠動脈瘤、心筋炎、心筋症など、 小児の心臓に関する疾患を幅広く診療し、管理しています。また、心エコーや心臓カテーテル検査による診断、術前術後の内科治療・カテー テル治療を施行しています。特にカテーテル治療に関しては、バルーン、ステント、コイルなどの治療の他、デバイスによる心房中隔欠 損閉鎖や動脈管開存閉鎖、学童期の不整脈患者に対するアブレーションなど、幅広く経験することが可能です。更に、重症呼吸不全や重 症心不全に対する補助循環(経皮的心肺補助、補助人工心臓など)の管理も行い、重症患者の集中治療を研修することができます。また診 断や治療の進歩に伴い、成人期に達する先天性心疾患患者は年々増加し、未手術・姑息術後・根治術後に関わらず心不全や不整脈などの 合併症、加齢、妊娠出産、冠動脈疾患など様々な問題を抱えた患者が増加しています。東北大学病院小児科循環器グループでは、心臓血 管外科・循環器内科と連携して成人先天性心疾患外来を開始し、先天性心疾患患者の長期にわたる経時的観察を行っています。希望に応 じて国内外の施設に留学することが可能で、これまで榊原記念病院、静岡県立こども病院、長野県立こども病院、国立循環器病研究センター などの有名施設に留学しています。循環器グループの研修は小児循環器科医師としての経験を幅広く積むことが可能です。専門性を身に つけていくのに最適な研修環境を目指していますので、少しでも循環器研修に興味がありましたらぜひお声がけください。 〇主な学会 ・日本小児神経学会 ・日本てんかん学会 ・日本臨床神経生理学会 ・日本先天代謝異常学会 ・日本人類遺伝学会 〇主な学会 ・日本小児科学会 ・日本小児循環器学会 ・日本循環器学会 ・日本成人先天性心疾患学会 ・日本JCIC学会 ・日本胎児心臓病学会 など 特定分野研修 05 特定分野研修 06 32 33
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