東北大学小児科専門医育成プログラム プログラムinMIYAGIパンフレット

【大崎市民病院の紹介】 宮城の県北地域(大崎、栗原、登米地区)人口20万人 以上の医療圏の基幹病院です。2014年7月より新病院として施設、 設備が新しくなりました。県北唯一の小児の入院設備をもつ基幹病院であり、未熟児~思春期まで小児科疾患全般を 受け入れています。 【小児科の紹介】 人口 20 万人を超す医療圏にも関わらず、当院以外に小児科医がほとんどいないため、院内での外来、プライマリー ケアのみならず、院外での乳児健診や予防接種、校医や往診も担当し、地域医療において大きな役割を担っています。 少ないスタッフで小児医療全般に対応しており、プライマリーケアから重症疾患の管理まで幅広く小児医療を経験す ることができます。妊娠30週未満の早産児、外科系疾患(急性虫垂炎、鼠径ヘルニアは当院外科で対応可能)、悪性疾患、 先天性心疾患、その他高度な治療を要する重症例に関しては仙台市内の3次施設に搬送し、役割分担しながら対応し ています。 【診療の実績 】 〈スタッフ〉常勤医8名、専攻医1名、初期研修医1〜3名 当科の病床数は一般小児病棟14床、NICU6床。 年間総入院患者数は800例を超え、NICUでは30週以降の早産児 の治療も行っています。また、ICU 症例(呼吸不全、CPA 蘇生後など)の治療も行っています。 月に2回勉強会も定 期的に行っております。 外来では、午前中は一般外来、午後には大学の応援医師の協力のもと、腎臓、心臓、神経、 発達、新生児などの 専門外来を行っています。 初診の患者は年間3500例を超えます。 他科やコメディカルとの垣 根が低く、働きやすい職場です。 【大崎地区について】 西には鳴子温泉、北には栗駒山、東にはお酒で有名な松山があり、観光の名所もたくさんあります。 また、お米、お酒、 山菜、きのこなど美味しい食材もたくさんあります。 05 06 石巻赤十字病院 研修連携病院 05 宮城県石巻市蛇田字西道下 71 番地 0225-21-7220(代表) 担当者 鈴木 大 大崎市民病院 研修連携病院 06 宮城県大崎市古川穂波3丁目 8-1 0229-23-3311(代表) 担当者 北西 龍太 病院の紹介 石巻・登米・気仙沼医療圏における救急医療、災害医療、小児医療、 周産期医療の拠点として、「世界一強く、そして優しい病院」を目指 しています。 小児科の紹介 地域小児医療の基幹病院として小児一般診療および新生児診療を担っ ています。小児専門医のみならず、研修医の活躍、救急科との連携や、 敷地内に併設されている夜間急患センターなどに支えられ、昼夜問わ ず安心して受診できる病院として地域に根付いています。当院は小児 科病床の定数をもたず、柔軟性をもって多彩な症例に対応しておりま す。common diseaseのほか、アレルギー専門医教育研修施設(正施設) の認定を受け、小児アレルギー専門医による食物経口負荷試験を行っ ております。また、地域周産期母子医療センターとして NICU(6床)、GCU(6床)を有し、妊娠 30 週以上、出生体重 1,000g 以上の早産児や病的新生児の受け入れと長期的な発達発育支援を行っています。高度な医療を要する重症例など、仙台圏 の 3 次医療施設との連携を図ります。他にも、地域の医療的ケア児 / 者の診療、支援学校への巡回、院内救急科、成人科 や行政との連携を通じて、災害医療や移行期医療の支援を目指しています。 <診療実績 2023年度> 外来延べ人数:13,915 人、1 日平均患者数:57.5 人、入院延べ人数(24 時 + 退院):6,176 人、1 日平均患者数:16.9 人 平均在院日数:7.1 日、分娩数:729 例、NICU 入院患者数:136 人、人工換気症例:60 例 診療体制は、小児科専門医5人、後期研修医1〜2人、初期研修医、専門外来の診療応援医、小児外科医、遺伝科医、多 職種によるチームで構成されています。小児一般外来、乳児健診、予防接種、慢性外来、新生児フォローアップ外来、各 専門外来で診療を行うかたわら、救急対応や集中治療管理、帝王切開、石巻市の乳幼児健診、看護学生講義、夜間急患セ ンターの診療応援、抄読会、エコチル調査事業などを行っています。一方で、年次有給休暇取得の推進、性別を問わない 育児休暇など、働き方、ワークライフバランスにも真摯に向き合い、皆で支え合いながら心身ともに健康で活気のある職 場を目指しています。 専門研修の紹介 豊富な症例を経験することで、小児科医として基盤となる知識手技が獲得できます。症例カンファレンスを通じて病態の 整理、プレゼン能力を養います。将来なりたい小児科医像を共有し、コーチングしながら自主性とリーダーシップ、協調 性を育みます。院内誌や英誌への論文投稿、学会発表を支援します。 初期研修医・小児科専門研修医へのメッセージ ひとりひとりの個性を大事にしながら、小児と真摯に向き合えるひとを育てます。 「人生と三陸道は、でこぼこだけれど、それもいいね」 22 23

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