東北大学小児科専門医育成プログラム プログラムinMIYAGIパンフレット

病床数 302 床の総合病院です。NICU を含む総合周産期母子医療センターは当院の主要診療科の一つです。 当小児科は、一般小児医療、各種専門医療、小児救急医療および臨床研修医教育の4つの柱を中心に、地域の基幹病院としての役割を果たしています。 仙台赤十字病院 仙台市立病院 特定分野研修病院 04 特定分野研修病院 03 宮城県仙台市太白区あすと長町1丁目1−1 022-308-7111(代表) 担当者 藤原 幾磨 宮城県仙台市太白区八木山本町2丁目43−3 022-243-1111(代表) 担当者 佐藤 智樹 ( 新生児科 ) 04 03 新生児科の紹介 NICU12床、GCU24床に加え、軽症新生児入院病床5床の合計41床で、新生児の入院病床数としては県内最大です。 当科の入院数は年間300名弱で、うち超・極低出生体重児約40例、人工呼吸管理数70〜80例、多胎(双胎、品胎)の症例が多 いのが特徴で70〜80例、重症新生児仮死後の脳低温療法1〜2例を診療しています。NICU退院後も外来で長期的にフォロー アップを行っています。医師は常勤が5名、非常勤1名と専門研修医1名です。当科は医師に加え、看護師、薬剤師、臨床心 理士、検査技師、臨床工学技士、医療事務、理学療法士の総勢70名以上で日々診療を行っています。東北大学病院、宮城県立 こども病院とともに、宮城県の新生児医療の3次医療施設として機能しています。 専門研修の紹介 新生児科のスタッフとして採用しますので、習得度によりNICUの診療業務全てを行うことができます。小児科医の基本手技の 一つである新生児の蘇生からはじまり、重症新生児の管理、毎日の回診でのプレゼンテーションまでを学んで頂きます。症例 数が多いため多数の症例を担当医として経験することができ、各症例は指導医が責任をもってバックアップします。専門研修 の目標として、小児科専門医として各病院に勤務する際、新生児症例も自信を持って診療できることを意識しています。 ①極低出生体重児の診療ができるようになる。 ②重症新生児について搬送を前提とした初期対応ができる。 これらのことを具体的な目標とします。 新生児専門医を選択肢に考える研修医には、超低出生体重児の管理や学会発表・論文作成等を希望に応じて指導します。 初期研修医・小児科専門研修医へのメッセージ 仙台赤十字病院NICUは穏やかで手厚い指導医、優しいスタッフばかりですので、人間関係のストレスなく研修・勉強に集中 できる環境です。新生児診療は小児科医として活躍するために必須の分野ですので、研修医の先生方が未来に向けてステップ アップできるよう職員一同で応援いたします。是非研修にいらしてください。 小児科の紹介 • 病床数 (小児病棟として)36 床、NICU・GCU 9床 • 年間入院数、外来件数、主な疾患(2023 年度実績) •入院患者数 10,126人/年 •外来患者数 17,500人/年 •救命救急センター受入数 15,561人/年(うち小児4,519人) 主な疾患 • 各種感染症(呼吸器感染、消化器系感染、尿路感染症、敗血症、骨髄炎、髄膜炎など) • 神経疾患(熱性痙攣[単純型、複雑型]、急性脳症、脳炎、頭部外傷など) • 内分泌疾患(糖尿病性ケトアシドーシス、バセドウ病、思春期早発症など) • 腎疾患(ネフローゼ症候群、急性腎炎など) • 川崎病、IgA 血管炎、気管支喘息、クループ、アナフィラキシー、腸重積症 スタッフ7名、専攻医5名 得意分野:神経疾患、内分泌疾患、循環器疾患、消化器疾患 地域における役割、科の特色 仙台圏のみならず、宮城県南、県北、時には福島県浜通りからも小児救急患者を受け入れており、痙攣性疾患はじめ 小児の様々な急性期疾患の診療を行っています。また地域のクリニックからの紹介患者も積極的に受け入れ、入院診 療を行っています。 専門研修の紹介 専門研修医が行える診療業務 •入院患者の検査、処置、治療全般 •救急患者の初期対応 • 新生児の診療(妊娠 34 週以降早産低出生体重児など) •乳児健診(1か月)、シナジス接種 •10月から「レジデント外来」として一般外来担当 専門研修の指導体制(診療の指導体制やカンファレンスなど) 入院患者主治医は2チーム制とし、スタッフ、専攻医、初期研修医がチームで診療にあたるが、そのうち一人が 「主」主治医として診療方針決定や患者への説明に積極的に責任を持ってあたる。スタッフはその指導を行う。 ・毎朝:前日入院患者カンファレンス ・毎週水曜:入院患者カンファレンス ・隔週金曜:放射線カンファレンス(放射線科医と画像検査の検討) ・週1回:抄読会 ・週1回:小児科レクチャー ( スタッフを講師として各種講義 ) 学会発表や論文作成など 日本小児科学会、同宮城地方会をはじめ、小 児救急医学会など専門学会での発表も専攻医 に積極的に行ってもらっている。専攻医には、 年1つは論文投稿するよう促している。 初期研修医・小児科専門研修医への メッセージ 血液・悪性疾患を除く、ほとんど全ての小児 の疾患を経験することができるのが当科の強 みです。救急は忙しいと思われているかも知 れませんが、着実に小児科医としての力をつ けることができると確信しています。 研修連携病院 16 17

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